しま×ひと×つながり No.15 畑 里佳さん

　志摩市の地方創生事業の一環で、志摩市でさまざまな分野で活躍されている「志摩びと」をリレー方式で紹介するコーナーです。このコーナーでは、輝きを放つ「志摩びと」にまちづくりや志摩への思いについてお聞きます。

　明治牛乳磯部宅配センターの店長を務めるかたわら、Shimaええやん会のメンバーやNPO法人いそべスポーツクラブの広報部会などでも活躍されています。

　学校卒業後には一旦県外で就職しましたが、3年ほど勤めた後、実家を継ぐために志摩に帰ってきました。

その当時は、父がスポーツ用品店を経営していたので、現在の明治牛乳の店舗と並行して営業していましたが、地域の子ども達が減り、スポーツをする子が減っていったこともあって、スポーツ用品店を閉めることになりました。

現在は、磯部の店舗とは別に、伊勢市でも「お伊勢の牛乳屋さん」というお店を10年くらい前から営業しています。

　いそべスポーツクラブの広報部会に入っていて、月1回のペースで会報の作成を行っています。

また、Shimaええやん会のメンバーとして、昔やっていたような夏祭りを復活させようと準備しているところです（※）。磯部には御神田や磯部神社のお祭りなどがあるけど、

夜店というのがなくて、この夏祭りを企画しました。今は、仕事が終わった後、頻繁にメンバーで集まって話し合いをしていますが、色んな業種の人たちが集まっていて、みんな商売人なので、何をするにもものすごく早いです。

あと、女性のメンバーは私を含めて二人だけなのですが、話し合いをしているときに、男性と女性の考え方の違いを感じるときがあります。そういうときには女性としての立場、母親としての視点などに立って、意見することも大事だと思っています。

※夏祭りは8月6日に木場公園で開催されました。

　志摩に帰ってきたときに改めて感じたことですが、志摩は人の繋がりが強くて、話し方に温かみがあります。団結力もあって、誰かが何かしようと声をかけると周りが集まってきてくれます。

あと、海や山なんかの自然が身近にあって、すごく子育てがしやすいところで、恵まれた環境だと思います。

　御神田が行われる周辺の田んぼです。本当に田んぼだけなんですけど、稲穂が実った頃は、風が吹くと穂が波打っていて、すごく綺麗です。

　もっと地域の若者との繋がりを広げていきたいです。今は、地域に若い子が少なくなって、その大事な部分が切れていってしまっているように感じます。

　若い子が地域に帰ってきてもらえるためにも、働く場がもっと必要なのと、この志摩の良さをもっと知ってもらいたいです。

　お金とか便利さとかだけじゃなくて、自然が体験できる喜びとかを感じてもらいたいです。

　恵みの郷 志摩海道の羽根麻紀さんです。自分と同じでShimaええやん会の女性メンバーです。