HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の定期接種について

更新日:2024年02月28日

9価HPVワクチンの定期接種化について(令和5年4月~)

これまで、HPVワクチンで定期接種として受けられるのは、2価HPVワクチン(サーバリックス)、4価HPVワクチン(ガーダシル)の2種類でしたが、令和5年4月から9価HPVワクチン(シルガード9)も定期接種として受けられるようになりました。

9価HPVワクチンの接種対象者は2価・4価HPVワクチンと同様に、小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女性です。また、キャッチアップ接種対象者(※)についても令和7年3月末までは公費(無料)で接種することができます。

※キャッチアップ接種対象者:平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性でHPVワクチンの3回接種が完了していない人(平成25年から令和3年まで積極的な接種勧奨が差し控えられていた間に、接種の機会を逃した可能性がある学年)

HPVワクチン定期接種について

HPVワクチンは、平成25年4月に定期予防接種に位置付けられましたが、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛等が接種後にみられたことから、厚生労働省の勧告により、平成25年6月から予診票の個別送付などの積極的勧奨を差し控えることとなっていました。

その後、厚生労働省ではHPVワクチンの有効性及び安全性に関する評価、HPVワクチン接種後に生じた症状への対応等について継続的に議論が行われていました。最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められたことで令和3年11月26日付厚生労働省通知をもって積極的勧奨を差し控えている状態は終了されることとなりました。

定期接種対象者

接種日時点で志摩市に住民登録があり、小学校6年生から高校1年生に相当する年齢の女性

志摩市では、例年中学1年生に相当する学年を対象に予診票等の個別通知を行っています。

定期接種期間

小学校6年生~高校1年生の年度末(16歳となる日の属する年度末まで)

HPVワクチン予診票について

接種を希望される人に健康推進課(保健センター)窓口にて、交付します。

転入や予診票の紛失等で再交付を希望する場合は健康推進課(保健センター)窓口にて交付します。​​​​​​なお、窓口で交付を受ける際には、接種履歴を確認しますので母子健康手帳と来所される人の本人確認書類(健康保険証、運転免許証等)をお持ちください。

注1:HPVワクチンの接種完了には、6か月程度の期間が必要です余裕を持って接種を計画してください。

注2:対象年齢を過ぎた場合、定期接種の対象外となりますので、ご注意ください。

接種について

電話等で事前に医療機関に申し込んでいただき、HPVワクチン予診票、母子健康手帳、健康保険証をお持ちのうえ、医療機関で接種を受けてください。

志摩市内実施医療機関

ワクチンの種類・接種間隔

ワクチン名

サーバリックス

(2価ワクチン)

ガーダシル

(4価ワクチン)

シルガード9

(9価ワクチン)

予防できるウイルスの型 約70%の子宮頸がん(16,18型)などのHPV感染症 約70%の子宮頸がん(16,18型)、尖圭コンジローマ(6,11型)などのHPV感染症

約90%の子宮頸がん(16,18,31,33,45,52,58型)、尖圭コンジローマ(6,11型)などのHPV感染症

接種回数 3回 3回

初回接種時の年齢が15歳未満の場合:2回

初回接種時の年齢が15歳以上の場合:3回

接種間隔

※標準的な接種間隔

1回目:初回接種

2回目:1回目から1か月後

3回目:1回目から6か月後

1回目:初回接種

2回目:1回目から2か月後

3回目:1回目から6か月後

【初回接種時の年齢が15歳未満の場合】

1回目:初回接種

2回目:1回目から6か月後

※2回目の接種を初回接種から5か月未満で行った場合、3回目の接種が必要になります。

【初回接種時の年齢が15歳以上の場合】

1回目:初回接種

2回目:1回目から2か月後

3回目:1回目から6か月後

 

HPVワクチンリーフレット(厚生労働省)

HPVワクチンに関するQ&A

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

志摩市役所 健康福祉部 健康推進課
〒517-0501 三重県志摩市阿児町鵜方3098番地1 サンライフあご3階
電話番号:0599-44-1100
ファクス:0599-44-1102
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