学校法人立命館、国立大学法人三重大学及び志摩市との連携協力協定締結について

更新日:2023年01月10日

志摩市、立命館大学、三重大学の連携協力に関する協定締結式が行われました

平成25年8月28日(水曜日)、立命館大学朱雀キャンパスで、志摩市、立命館大学、三重大学の連携協力に関する協定締結式が行われ、締結式には大口秀和志摩市市長、川口清史立命館大学総長、内田淳正三重大学学長が出席し、協定書にサインを行いました。今回の協定により、志摩市、立命館大学、三重大学の3者間において包括連携の協定を締結し、個々の連携事業について推進、具体化していくことを目指します。

(写真)志摩市、立命館大学、三重大学の連携協力に関する協定締結式 その1
(写真)志摩市、立命館大学、三重大学の連携協力に関する協定締結式 その2
(写真志摩市、立命館大学、三重大学の連携協力に関する協定締結式 その3)
(写真志摩市、立命館大学、三重大学の連携協力に関する協定締結式 その4)

大口市長コメント

 三重県 志摩市長の大口でございます。

 この度は、学校法人立命館様、国立大学法人三重大学様と3者間での連携協力協定が締結されるということ、誠にうれしく、本当にありがたく存じます。

 志摩市は四季を通じて温暖な気候で、市全域が伊勢志摩国立公園に含まれており、南は太平洋に面し、内海はリアス式海岸美を誇る真珠のふるさと「英虞湾」や的矢カキの養殖で有名な「的矢湾」を有し、伊勢エビやアワビなどの魚介類をはじめとする食材の宝庫であり、古くから伊勢神宮や朝廷に海産物を献上したとされる「御食つ国」として知られ、海女さんによる潜水漁業や真珠養殖などの水産業が盛んな地域でございます。現在、志摩市ではこれらの豊かな自然の力を引きだし、その恵みを大切に使っていくための沿岸域の総合管理を行うことを目的とする「新しい里海創生によるまちづくり」を最重要施策として取り組んでいるところでございます。

 この「里海」に関する取り組みにつきましては、以前から友好相互協力協定を結んでいただいています、三重大学様に多大なるご支援・ご協力をいただいているところです。中でも、英虞湾を中心とした志摩市の沿岸域をフィールドとして、里海の学び舎としようとする『里海学舎』の構築に関しましては、両者が協働して取り組んでいるところでございます。

 このような中、この「里海学舎構想」につきまして、立命館様に学び舎としてのご活用いただくようお願いさせていただいたところ、この志摩市の取り組みに大いにご賛同いただき、さっそく今月初めに「サマースクール」としてお越しいただき、志摩市の産業、観光などについて学んでいただきました。そして、立命館の学生の目に映り、感じとっていただいた志摩市のまちづくりに関しての様々な提案もいただいたところです。また、立命館様には、「里海学舎」に関しての協議を三重大学様ともども重ねていく中で「里海学舎」のみならず、多くの分野で志摩市のまちづくりにご協力いただけることとなりました。立命館様、三重大学様との3者間での協定締結により、今後多くの面で連携させて頂くという、志摩市にとりましてこの上ない結果となったところでございます。

 両大学様には、今後ますます志摩市のまちづくりに御支援・ご協力いただきますようお願い申し上げます。また、志摩市としましても両大学様のさらなる飛躍にあたってお役に立てますよう取り組んでまいる所存でございます。本日はほんとうにありがとうございました、今後ともどうか宜しくお願い申し上げます。

大口市長メッセージ

 自然と共生できる野生の魂、この魂がやさしさの根源である。

 学べる里海とは、この野生の魂の発見と自覚。生物の多様性と豊かな自然の存在こそが、人間生活はもとより、地域振興の源であります。この生物の多様性が守られる豊かな自然をつかさどることで、有形無形の恩恵を受け取ることが“稼げる里海”です。(この本来の自然に近づけ、天然自然をつかさどっていくことが“稼げる里海”です。)

 そしこのふたつをないまぜ、自然に触れ自然と親しみ、自然を楽しむのが“遊べる里海”です。これまで経済一辺倒で自然を破壊し、自然から簒奪のみをしてきたこれまでの人間生活の在り方を反省して、その経済活動の大半を海に寄りかかってきた我々としては、もう一度心を海に回帰して、海と沿岸に親しみ、自然を再生していく中で、自然界の山から海、海から山への資源循環を、市民全員が自覚した形で、自然が再生可能な生産活動をして、人間と地球との共生を体現するのが「新しい里海のまち・志摩」への取り組みです。

 地域の再生と振興を図るには、宇宙の体系や地球の資源循環を、地域の人々が自覚的に知り得てこそ、始めて揺るぎない自然再生可能な生産活動ができ、そこに豊かで安心安全に暮らせる地域の再生、安心して心遊ばせる空間を作り出すことができるものと思います。海の心を回帰すると言うことは、心を海に回帰して、海の本当の姿を見ることであり、海につながる川や沿岸それらを包含する山や台地を自覚することであり、その自覚をもって人類を生み出した地球と一緒に、地球の一員、宇宙の一員として生きることです。

学校法人立命館、国立大学法人三重大学及び志摩市との包括連携事業概要

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