志摩市の課題とあるべき姿・志摩市における取組

志摩市の抱える課題

志摩市は8世紀から御食国(みけつくに)と呼ばれ、朝廷や伊勢神宮に食材を納める食のブランド地域としての歴史があります。しかし近年では、全国の地方自治体同様に出生率の低下や若い世代が進学・就職に伴い市外へ流出することで少子高齢化が進んでいます。農林漁業者の高齢化と後継者の不足が顕著となって従事者数が激減しており、観光資源としても重要な食材の確保が懸念される状態にあります。

御食国としての歴史や、「日本の豊かな自然と伝統文化の原風景が残る地域」として開催地に選ばれ、SDGsの推進に向けてG7の首脳が初めて意見を交わすサミットとなった伊勢志摩サミットは、志摩市を象徴する独自の「強み」です。

この強みを活用するとともに、東京オリンピック・パラリンピックなどを契機に日本の国立公園を世界の旅行者が長期滞在したいと憧れる旅行目的地にするための「伊勢志摩国立公園満喫プロジェクト」との連携を図りながら、国立公園の豊かな自然とともに暮らし御食国の歴史を支えてきた農林漁業や市民の生活の上に成り立ってきた伝統文化の継承と観光産業の振興をどのように一体のものとして進めて行くかが課題となっています。

2030年に志摩市のあるべき姿

志摩市人口ビジョンでは、市内の若者や高校生による検討を行った上で、本市の目指すべき将来の姿を、「地域の魅力を生かした産業を基礎に、自らの願いを叶える力強さを備えた市民が、つながりあって小さな地域とまちを支え、文化・伝統を守りながら、美しい自然とともに活き活きと暮らしている。」と総括し、具体的な項目として、次の姿を描いています。

 

○志摩市の豊かさの源である自然環境がより良く保全され、人の営みと自然が調和した志摩の景観が広がるなかで、持続的に志摩の多様な食材が生産され、地域内の宿泊業や飲食業などで幅広く大切に消費されている。 【環境・経済】

○人のつながりに支えられた暮らしやすさが確保され、地域の由緒ある空間やお祭りなどの文化・伝統が、市民の力で絶えることなく維持されている。 【社会】

○「海や里の多様な食材」、「豊かな自然環境」、「美しい景観」、「地域ごとの文化・伝統」及び「人のつながり」が相まって、志摩市の良さを凝縮した質の高い「観光」が世界に向けて提供され、地域の資源を生かした産業で活力ある地域が形成されている。 【経済】

○地域の魅力に誇りを持ち、自らそれを楽しみ語れる市民の存在で、訪れる人が志摩市に憧れるようなまちが形成されている。 【社会】

 

志摩市創生総合戦略・人口ビジョン

 

志摩市における取組

SDGsには17の目標がありますが、自治体における取組には、

(1)国の方針を受けて自治体行政の責務として推進するSDGs

(2)それぞれの自治体の固有の条件を踏まえて推進するSDGs

に大別されます。

(1)については、福祉、教育、人権などを中心に、義務的・包括的に取り組まなければならない目標であり、(2)は、志摩市の特徴を活かして自主的・選択的に取り組む目標となります。

志摩市の自主的・選択的な目標として、志摩市総合戦略などに基づいて、志摩市の魅力を生み出す6つの強みを持続可能な形で強化していくことを目的に、経済、社会、環境の3つの側面から以下の目標の達成に取り組んでいます。

 

経済側面での優先目標 

志摩市人口ビジョンに描いた、「志摩市の良さを凝縮した質の高い「観光」が世界に向けて提供され、地域の資源を生かした産業で活力ある地域が形成されている」という姿を実現するため、

「雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する(目標8 ターゲット9)」

の取組を進める。

社会側面での優先目標                    

 「人のつながりに支えられた暮らしやすさが確保され、地域の由緒ある空間やお祭りなどの文化・伝統が、市民の力で絶えることなく維持されている」、「地域の魅力に誇りを持ち、自らそれを楽しみ語れる市民の存在で、訪れる人が志摩市に憧れるようなまちが形成されている」姿を実現するため、

「世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する(目標11 ターゲット4)」

 

「2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする(目標12 ターゲット8)」

などの取組を進める。

 

環境側面での優先目標                    

 「豊かさの源である自然環境がより良く保全され、人の営みと自然が調和した志摩の景観が広がるなかで、持続的に志摩の多様な食材が生産されている」姿を実現するため、

「健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う(目標14 ターゲット2)」

「水産資源を、実現可能な最短期間で少なくとも各資源の生物学的特性によって定められる最大持続生産量のレベルまで回復させるため、2020年までに、漁獲を効果的に規制し、過剰漁業や違法・無報告・無規制(IUU)漁業及び破壊的な漁業慣行を終了し、科学的な管理計画を実施する(目標14 ターゲット4)」

「自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる(目標15 ターゲット5)」

などの取組を進める。

お問い合わせ先

志摩市役所 政策推進部 SDGs未来都市推進室
〒517-0592 三重県志摩市阿児町鵜方3098番地22
電話番号:0599-44-0206
ファクス:0599-44-5252
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