「志摩半島の生産用具 附 真珠養殖関連資料」が国の重要有形民俗文化財に答申されました

更新日:2026年01月23日

2026年1月23日に開催された国の文化審議会にて、「志摩半島の生産用具 附 真珠養殖関連資料」が国の重要有形民俗文化財に答申されました。志摩市では初めて、三重県内では2件目の重要有形民俗文化財となります。

新たに国の重要有形民俗文化財に答申されたものの概要

名称

志摩半島の生産用具 附 真珠養殖関連資料

(しまはんとうのせいさんようぐ つけたり しんじゅようしょくかんれんしりょう)

所有者

志摩市(志摩市歴史民俗資料館、迫塩収蔵庫保管)

員数

3,019点(生産用具2,892点、附127点) 
 
これらの文化財は、三重県中東部の志摩半島において、漁撈や農耕、山樵、養蚕、養蜂などの生業に使用された用具と、船大工や鍛冶屋、桶屋、瓦屋、石工 などの諸職が使用した用具から構成されています。 
本収集は、昭和55年の志摩民俗資料館の開館に向けて、日本観光文化研究所が調査・収集した民具資料を基に、志摩市が旧志摩郡の各町域にあった資料を統合し、一つの資料群として分類・整理したものです。生産用具は、旧志摩国の領域に相当する現在の志摩半島全域から収集されており、その製作・使用年代は、明治時代から昭和30年代が中心となっています。  
また、昭和30年に英虞湾の賢島に建設され、日本の真珠養殖の発展に寄与した旧国立真珠研究所の標本類や母貝の施術器具などを附として含めています。 
志摩半島では、熊野灘に面した表海と、英虞湾や的矢湾などの穏やかな内海という二つの海況を巧みに利用した漁撈が行われ、漁撈を中心としながらも、農耕や山樵、養蚕などの生業が複合的に営まれてきました。 
また、それら生業と様々な技術を持つ職人たちの活動には、資材となる木材の供給と道具類の製作という関係を介して強い結びつきもみられました。
本収集は、このような志摩半島における生産活動の実態をよく伝える資料群であり、海女漁や真珠養殖など漁撈関係の用具が充実していて、地域的な特色も顕著です。 
一つの半島を広く対象とし、生産用具を総合的に指定した事例は類例がなく、周囲を海に囲まれ、半島部の多い我が国における生業の変遷や生産活動の地域差を考える上で重要となります。 

(写真)志摩半島の生産用具(集合写真)

生産用具(集合写真)

(写真)漁撈の道具

漁撈の道具

(写真)農耕・養蚕・養蜂・山樵の道具

農耕・養蚕の道具

(写真)諸職の道具

諸職の道具

(写真)真珠養殖関連資料

附 真珠養殖関連資料  

詳しくは、以下をご覧ください。(答申時の資料)

この記事に関するお問い合わせ先

志摩市歴史民俗資料館
〒517-0214 三重県志摩市磯部町迫間878番地9
電話番号:0599-55-2881
ファクス:0599-55-2935

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