志摩市が共生社会ホストタウンに登録されました
志摩市は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として各国との交流・連携に取り組む「ホストタウン」に、スペインを相手国として登録されており、大会前には、スペインからトライアスロン・パラトライアスロンのナショナルチームの事前キャンプを受入することが決定しております。 障がいのある海外の選手たちを迎えることをきっかけに、ユニバーサルデザインの街づくりや心のバリアフリー化などの取組を進めていくための取り組みである、「共生社会ホストタウン」に、志摩市が新たに登録されました。 今後は、2020年大会時の選手の受け入れだけでなく、大会のレガシーとして大会後の発展的な取組にもつなげていきます。 記 1 共生社会ホストタウン登録について (1)登録団体 志摩市 (2)相手国 スペイン(パラトライアスロン) (3)登録時期 令和元年12月17日 (4)活動計画 スペイン・パラトライアスロンチームの事前キャンプを受入れ、選手等による競技用車いす等を使った学校訪問による交流体験や地元の催事への参加、地元出身パラリンピアンによる体験講演会等のパラアスリートとの交流を通じて、市民の「社会に存在する障がい」への認識や障害者目線の視点を育み、「心のバリアフリー」推進に繋げます。 ■これまでの志摩市におけるバリアフリーの取り組み例 ・バリアフリー観光の推進 市の補助金を活用した宿泊施設のバリアフリー改修(2018年度5件) 伊勢志摩国立公園や道の駅の公衆トイレのバリアフリー化 NPO法人と連携した、障害者、高齢者の観光客サポート バリアフリー対応施設や車いすレンタル等の情報発信 ・公共交通機関や道路のバリアフリー化 駅のエレベータ整備 車両への車いすスペースの設置 ノンステップバスやリフト付き観光バスの導入促進 タンデム自転車(※)の公道利用の実現に向けた取り組み ※視覚障害者や高齢者等が伴走者とともに2人乗りで乗用できる自転車 ・コミュニケーションのバリアフリー化 「手話奉仕員養成講座」の実施、修了者の「手話奉仕員」への登録促進 聴覚障害のある方に気軽に市役所を利用いただくための「耳マーク」の窓口掲示 2 三重県内の共生社会ホストタウン登録の状況 (1)伊勢市 相手国:ラオス(パラ陸上) 登録時期:令和元年6月28日 (2)鈴鹿市 相手国:英国(パラ水泳) 登録時期:令和元年12月17日 3 共生社会ホストタウンについて 障がいのある海外の選手たちを迎えることをきっかけに、ユニバーサルデザインの街づくり及び心のバリアフリーに向けた自治体ならではの特色ある総合的な取組を実施する。また、2020年大会時の選手の受け入れだけでなく大会のレガシーとして大会後の発展的な取組にもつなげていく。 東京大会の事後交流も含めた幅広い形でのパラリンピアンとの交流として、パラリンピアンとホストタウンの住民が触れ合うことで、地域におけるパラリンピックに向けた機運を醸成する。 住民が障がいのある選手たちと直に接することで、これから日本が目指す共生社会の実現に向けた気づきを得て、意識を変えていくきっかけとする。 <参考> 全国の共生社会ホストタウン総登録件数(2020年6月30日現在) 92件
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/hosttown_suisin/pdf/kyoseisyakai_hosttown_ichiran.pdf
更新日:2023年01月10日