4月8日 「畔名地区津波避難タワー」と「和具漁港・志摩町和具地区津波避難タワー」の完成式典

更新日:2023年05月10日

4月8日、「畔名地区津波避難タワー」と「和具漁港・志摩町和具地区津波避難タワー」の完成式典を開催しました。志摩市は南海トラフ地震が発生した際、非常に大きな揺れと高い津波の発生が予想されています。このような中、今回津波避難タワーが完成した周辺の地域では、大王町の中でも海抜が低く、住宅が密集し、近くに高台が少ないことなどから、また、和具地区の中でも海抜が低く、県営和具漁港を使用する漁業関係者が多く、住宅も密集しており近くに高台が少ないことなどから、これまで津波避難対策として津波避難タワーの設置が望まれていました。

このことは、私の公約の重要課題の一つとしても掲げており、自治会の皆さまや関係者のご理解とご協力をいただき、今回の完成に至りました。式典の後は、避難タワーの見学会を行い、地域の皆さんが実際に避難ステージへ上るなど、施設内を見て回りました。

これらの避難タワーの完成を契機に、ご家庭や地域の中で、防災減災・対策の中の「自助・共助」の重要性について改めて話し合っていただきたいと思います。

東日本大震災以降は、完全な防災を求めることよりも、被害を少しでも減らす「減災」という考え方が一般的となってきています。

特に津波対策については、いかに早く「逃げる」という避難行動につなげるかが、被害を最小限にくいとめる最も重要な減災対策で、そのためには、「自助」・「共助」・「公助」の連携が必要不可欠です。今後も市民の皆さまと行政が一体となり防災・減災対策を進めていきたいと考えておりますので、更なるご協力をお願い申し上げます。