8月15日 ささら踊り

更新日:2024年08月20日

8月15日(木曜日)、志摩市阿児町立神地区に伝わるお盆の行事で、県の無形民俗文化財でもある「ささら踊り」。200年前頃から始まったと言われています。

「陣ばやし」「ささら踊り」「なむで踊り」で構成され、「陣ばやし」は毎年、「ささら踊り」「なむで踊り」は5年ごとの8月14・15日に行われており、今年は「ささら踊り」「なむで踊り」が行われる年です。

この行事は大念仏とささら踊りを合わせて行い、「陣ばやし」は、二列縦隊の行列で太夫(たゆう)の歌、笛、太鼓に合わせ大童、小童が掛け合いで声をあげて進みます。また「ささら踊り」は、カンコ3人を中心に数十名が大きな輪となり踊るもので、「踊込み」「こおどり」「綾おり」「長拍子」「こきりこ」「引きおどり」と約2時間も及びます。

「ささら踊り」の起源についての確証はないとされていますが、中世囃子物(はやしもの)の系譜を引く「陣ばやし」、典型的な羯鼓(かんこ)踊りである「ささら踊り」、念仏囃子物を顕著にしめす「なむで踊り」と、盆の精霊供養の様相を非常によく伝えているとされています。

地域の皆さんのご尽力で長い間継承されてきた大切な文化財でもある「ささら踊り」。関係者の皆さま、暑い中お疲れさまでした。

ささら踊り
ささら踊り

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