令和3年2月4日 臨時記者会見

更新日:2023年01月10日

【発表項目】 ・志摩市における新型コロナウイルス感染症の感染拡大について ・市長から市民の皆さまへのメッセージ ・2月9日(火曜日)開会の令和3年第1回志摩市議会臨時会に提出する補正予算【新型コロナウイルス感染症関連)について < p=""> <>  

【発表項目】 (市長)

 新型コロナウイルス感染症の収束の兆しが見えない中、国は「緊急事態宣言」を3月7日まで延長することを決定しました。

 三重県においても入院患者が急増し、医療体制は逼迫しています。

 本市におきましても、2月3日までに54人の方が新型コロナウイルスに感染したことがわかっています。特に、今年の1月以降は、47人と急増しています。

 また、2月2日は、市の新規感染者数が過去最多の16人となり、さらに市内において、2件目のクラスターが発生しました。

 この2つのクラスターには共通点があり、「カラオケ喫茶」で発生して、その店のスタッフや利用客が感染しており、いずれも高齢者の方だということです。これらのクラスターから派生して、家庭内での感染も広がっています。

 市では「クラスター対策チーム」を設置し、県のクラスター対策グループの支援をいただきながら、感染源や広がりの特定・調査も進めています。

 これは、志摩市の「緊急事態」です。

 なんとか、ここで感染拡大をくいとめなければいけません。高齢者の方は重症化のリスクが高いと言われています。

 まずはご自身を守るために、そして、大切なご家族、お子さんやお孫さん、ご友人を守るために、慎重に行動していただきますようお願いいたします。

 こちらは、「感染リスクが高まる「5つの場面」」です。飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話など、5つの場面に注意が必要です。

 特に今回、皆さまにご注意いただきたいのは、「大人数や長時間に及ぶ飲食は避ける」ということです。

 集まりは少人数・短時間に、大声を出さず、会話はできるだけ静かにお願いします。

そして、飲食を伴う懇親会や、マスクなしでの会話、昼カラオケなどは感染リスクが高いと考えられています。食べるときだけマスクを外して、会話の時にはマスクの着用をお願いします。合わせて、手洗い、消毒、こまめな換気などの基本的な感染防止対策の徹底を引き続きお願いします。

 また、ご自身が感染した場合や、濃厚接触者、接触者となった場合は、必ず、保健所や医療機関の指示に従ってください。

 事業者の皆様におかれましても、これ以上の感染拡大を防ぐため、今一度、感染拡大防止の対策について、確認をお願いします。

 市では、事業者の皆様の感染症対策を支援するため、市内に事務所または事業所を有する全ての中小企業者及び小規模企業者を対象に、2月中旬から感染症対策強化のための給付金の交付を行ってまいります。積極的に活用いただきたいと思います。

 最後に改めてのお願いです。感染された方や、ご家族、関係者、医療従事者の皆様への偏見や差別、誹謗中傷は決して許されることではありません。SNS等で患者個人の特定につながるような内容の掲載や誹謗中傷をすること、個人のプライバシーに関する情報の無断掲示、風評被害が懸念されるような情報を拡散することなどは、人権侵害にあたります。

市民の皆様には、不確かな情報に惑わされることのないよう、正しい情報に基づいた冷静な行動をお願いします。

 私たち一人ひとりの行動が、感染拡大の抑制につながります。

 みんなで力を合わせてこのコロナ禍を乗り越えていきましょう。  続いて、今回、志摩市新型コロナウイルス感染症対策事業第6弾として、感染症対策を中心とした事業の補正予算を編成し、2月9日開催の志摩市議会臨時会に提案予定です。  本日配布しました、こちらの「志摩市新型コロナウイルス感染症対策事業第6弾 ささえあいSHIMAしょう!!」と「令和2年度志摩市一般会計補正予算書」に基づいて説明いたしますので、よろしくお願いします。   まず、「自宅生活支援品給付事業」93万1千円、補正予算書では11ページです。これは、新型コロナウイルスに感染のおそれがあり、自宅待機を要請された市民などに対して、日常生活において必要な食料品や日用品を給付して、自宅生活の支援を行う事業です。  続いては「新型コロナワクチン接種事業」4,259万1千円、補正予算書では、13ページです。  新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、迅速かつ適切にワクチン接種が実施できるよう必要な体制を整備するための事業です。ワクチンの接種事業は、厚生労働大臣の指示のもと、国の負担により志摩市が実施します。原則、志摩市に住民登録のある方を対象に、新型コロナウイルスワクチン接種を遅延なく実施できるよう準備を進めて、4月から市民向け接種を開始する見込みです。  最後は、「中小企業者等新型コロナウイルス感染症対策強化支援事業」1億480万円、補正予算書では、15ページです。  新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、顧客や従業員同士への接触感染や飛沫感染の拡大防止に努める、市内に事務所または事業所を有する全ての中小企業者および小規模企業者を対象に準備金を交付する事業です。  今回の新型コロナウイルス感染症対策関連予算額は、1億4,832万2千円となっております。  私からの説明は以上です。