【まちの話題】「介護を楽しむ」「明るく老いる」介護に寄り添う演技体験講座 を実施しました!
9月12日(木曜日)、俳優で介護福祉士の菅原直樹(すがわら なおき)さんをお招きし、「介護に寄り添う演技」体験講座を実施しました!
菅原さんは劇団「OiBokkeShi(おいぼっけし)」の主宰でもあり、老人介護や認知症ケアの現場に、演劇的手法を取り入れ、高齢者や介護者とともに演劇を作り、全国でワークショップを行っています。
この日は、遊びを通してリハビリを行う「遊びリテーション」や、実際に演技をして認知症の人とコミュニケーションを考えるロールプレイングなどを体験しました。
笑顔が絶えず終始和やかな雰囲気の中、参加者同士でコミュニケーションを取り合いながら、積極的に取り組んでいる姿が見られました。
参加者の皆さんは、体験を通じて「介護に演技の手法を取り入れることで、介護する側もされる側もお互いがもっと楽に気持ちよく過ごせる」ことを体感していました!
「遊びリテーション」を体験している様子
菅原さんからの挑戦を、参加者で団結しながら、頭と体を使って楽しく取り組んでいました!
「イエスアンドゲーム」を体験している様子
※介護士と認知症の役になりきり、介護士役が食事の声かけをするのに対して、認知症役の人は全く関係のないことを返答する。介護士役の人は「いいですね!」と認知症役が発した言動を受け止める。
参加者は介護士役と認知症役どちらも体験し、楽しみながら演技しているのが印象的でした!「言動をただすのではなく、自然に受け止めた方がお互いが過ごしやすい」といった感想が聞かれました。
「認知症の人を囲んで」を体験している様子
※5人一組で雑談を行い、一人は認知症の人を演じ、好きなタイミングで渡された「演劇の台本」の中のセリフを話す。周りが脈絡のない言葉に対して「無視・否定」と「受け入れて話を広げる」で対応するのを見比べてもらい、認知症の人の気持ちを体感してもらう。
無視・否定の演技をしているときの会場の雰囲気は少し緊張感があり、肯定の演技をしているときは、和やかな雰囲気が漂っていました。実際に参加した人からは「否定の言葉を発したとき、心が苦しくなった」といった感想が聞かれました。
令和7年に開催する「しまこさん福福まつり」では、菅原さんが作・演出をつとめる老いのプレーパークによる演劇作品を上演します!
くわしい情報は追ってお知らせします!お楽しみに!
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更新日:2024年09月25日