【まちの話題】国指定重要無形民俗文化財「安乗の人形芝居」が行われました!

更新日:2024年09月30日

9月14日(土曜日)、15日(日曜日)の2日間、国指定重要無形民俗文化財「安乗の人形芝居」が安乗神社秋季例大祭で奉納されました。

1日目(14日)には東海中学校郷土芸能クラブによる「鎌倉三代記〜三浦之助母別れの段〜」のほか、安乗人形芝居保存会の「生写朝顔話~大井川の段~」「壺坂観音霊驗記〜沢市山の段〜」、2日目(15日)は安乗の人形芝居保存会の「伊達娘恋緋鹿子〜火の見櫓の段〜」「傾城阿波の鳴門~巡礼歌の段~」「傾城阿波の鳴門〜十郎兵衛住家の段〜」が上演され、中学生の皆さんの練習の成果、そして保存会の皆さんの見応えある演技に、会場は大きな拍手と大歓声に包まれました。

 

安乗の人形芝居とは?

安乗の人形芝居は400年を超える歴史を持ち、地方に伝承されている代表的な三人遣いの人形芝居であるとともに、新年の大漁祈願を目的として三番叟を舞わすという民俗と結びついたもので、昭和55年に国の重要無形民俗文化財に指定された伝統芸能です。起源は、1592年(文禄元)年に、志摩国の領主、九鬼嘉隆が八幡宮(現安乗神社)に戦功のお礼参りに訪れた際、村びとに人形芝居を許したのが始まりであると伝えられています。

江戸時代には、安乗は多くの船が寄港する港として栄え、大阪文楽の人形遣いの技や、かしらや衣装なども海を渡って伝わり、文化・文政時代には三人遣いの人形も伝えられて、人形芝居は隆盛を極めたと言われています。

現在は、「安乗人形芝居保存会」の皆さん、そして「東海中学校郷土芸能クラブ」の皆さんが、その伝統を受け継ぎ、未来へ繋いでいこうと取り組んでいます。

介護に寄り添う演技体験講座の様子1
介護に寄り添う演技体験講座の様子2
介護に寄り添う演技体験講座の様子3
介護に寄り添う演技体験講座の様子4

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