【令和6年度】女性活躍推進に関する取り組み
志摩市消防本部では、性別問わず誰もが働きやすい職場環境づくりを目指し、様々な取り組みを進めています。ここでは、女性消防吏員の更なる活躍のため、令和6年度に実施した取り組みの一部をご紹介させていただきます。
女性職員座談会(意見交換会)
毎月、女性消防吏員のみで集まり、女性ならではの困りごとの共有や解決策、取り組みなどを話し合っています。
また、女性活躍推進に関する事業の企画・運営なども行っています。
志摩消防署各分署の事業への出向
現在、管内に5か所の分署がありますが、女性消防吏員が配属されていないため、志摩消防署管轄区域(阿児町)以外の地域では女性消防吏員の認知度が低い状況にあります。各分署の事業へ女性消防吏員を派遣することにより、女性消防吏員の存在や女性が消防士として活躍できる職業であるということを市民のみなさんに知っていただき、将来、女性消防吏員を目指す子どもたちが増えることを目的に実施しています。
令和6年度中に出向した事業 |
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防災訓練や各団体の研修会などでの心肺蘇生法等の指導 |
【浜島町】迫子地区防災訓練 【磯部町】下之郷地区防災訓練、磯部小学校保護者 の研修会 【南伊勢町】南勢小学校保護者の研修会 |
学校への訪問指導 |
【浜島町】浜島中学校の生徒と廃棄ホース担架作り 防災学習会 【大王町】大王中学校の生徒への心肺蘇生法指導 県立久居高校の生徒への心肺蘇生法指導 (市内での宿泊研修中に実施) 【磯部町】磯部中学校の生徒への心肺蘇生法指導 【南伊勢町】南勢中学校の生徒への心肺蘇生法指導 |
イベントでの活動 |
こどもメディカルラリー(磯部町内で開催) |
【担当した女性消防吏員の感想】
中学校で開催された講習会で、女子生徒のグループを担当し、心肺蘇生法の指導を行いました。生徒同士でも互いに教えあいながら、楽しい雰囲気で実施できました。「将来は消防士を目指したい!」という生徒もいて、私自身も子どもたちからあこがれてもらえるような消防士になるため、さらに頑張ろうと思いました。
他機関との交流
県内初の女性消防吏員管理職が誕生した津市消防本部と、女性活躍推進に関する積極的な取り組みをされている四日市市消防本部を視察研修させていただき、女性消防吏員の意見交換会を実施させていただきました。
また、「鳥羽志摩地域公安系女性職員意見交換会」を開催し、鳥羽海上保安部、鳥羽警察署、鳥羽市消防本部、志摩市消防本部の女性職員が一同に会し、各機関における女性活躍推進にかかる取り組みや課題について意見交換を行いました。情報共有や課題解決に向けた取り組みなどについても協議し、有事の際に備え、連携強化や相互理解を深めました。

鳥羽志摩公安系女性職員意見交換会
津市消防本部
各種啓発事業の取り組み
1.広報しま8月号へ女性消防吏員の特集ページを掲載
広報しま8月号(2024年)へ消防本部の特集ページを掲載し、消防庁舎の女性専用施設や消防士の仕事について紹介しました。
『広報しま8月号』はこちら⇩
https://www.city.shima.mie.jp/material/files/group/3/kouhoushima202408.pdf

2.三重県消防学校オープンキャンパスへのブース出展
8月1日に三重県消防学校で開催された「オープンキャンパス」へ志摩市消防本部の紹介ブースを初めて出展し、消防士を目指す学生に志摩市と志摩市消防本部の紹介を行い、志摩市の消防吏員の受験者が増え、優秀な人材の確保に繋げることができるようPRを行いました。
3.消防フェスティバル
11月9日に志摩市消防本部で開催した「消防フェスティバル」では、女性活躍推進紹介コーナーを設置し、女性消防吏員と女性消防団員による「心肺蘇生法・119番通報体験・ぬりえコーナー」を運営し、あわせて女性消防士と女性消防団員のPRを行いました。
体験してくれた子どもたちには、志摩市消防本部オリジナル缶バッジが入ったガチャガチャもしてもらい、レアなバッジにみんな喜んでくれました。
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4.志摩市消防本部公式SNSでの配信
志摩市消防本部公式SNS(Instagram、X)では、消防行政に関する情報や女性活躍推進に関する取り組みなどを写真や動画で発信しています。
【担当した女性消防吏員の感想】
SNS投稿による啓発活動は、若い年齢層の方をターゲットにでき、志摩市消防本部の魅力をダイレクトに伝えられる良い手段だと思いました。実際に私が通うお店の店員さんが、「志摩市消防本部は行事や情報を高頻度で更新してくれるので見応えがある!」「消防署にこんなにも女性がおるんや!」という声も聞く事ができました。
職員研修
1.生理痛体験を通した想い合い研修会
大阪ヒートクール株式会社の生理痛VR体験装置(ピリオノイド)を使った生理痛体験研修会を開催しました。また、カードを使ったワークショップも行い、管理職を含む消防吏員男女30人が参加しました。
生理痛には個人差があり、女性でも改めて他者の痛みを認識する良い機会となりました。この研修会をきっかけとし、職場での生理痛に対する認識が良い方向へ大きく変わりつつあります。
2.総務省消防庁女性活躍推進アドバイザー研修会
女性消防吏員としての経験が豊富で活躍されており、消防庁から任命された「女性活躍推進アドバイザー」にお越しいただき、当本部が抱えている課題などについてご自身の経験を基にお話いただき、他本部の成功例などもご紹介いただきました。
女性活躍推進アドバイザー研修会
研修会後半は、女性職員のみで座談会を開催
3.職員の休暇制度および福利・厚生に関する説明会
ワークライフバランスの取り組み、男性職員の育児休暇取得促進のためなど、職員が休暇や福利・厚生の内容を改めて確認し、必要な時に必要な制度を活用できるよう担当者からの説明を聞きました。
【担当した女性消防吏員の感想】
どのような休暇があり、何日取得可能であるのか再確認することができました。女性職員だけに限定せず、職員全員が働きやすい環境にしていくことができるよう、今後も考えていきます。
この記事に関するお問い合わせ先
志摩市消防本部 消防総務課
〒517-0501 三重県志摩市阿児町鵜方3080番地
電話番号:0599-43-2405
ファックス:0599-43-1423
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更新日:2025年03月28日