救急活動にご理解をお願いします。

更新日:2023年01月18日

救急活動内容についてお答えします。

Q 119番通報したのに、救急車がなかなか到着しないことがあるんだけど?

A 昨今、志摩市消防本部管内において、救急件数の増加とともに、出動要請が重複する 事案が増えています。そのため、近くの消防署の救急車が出動中の時は、隣接する消防署の救急車を出動させる対応をとっており、救急車の到着が遅くなることがあります。

 

Q 救急車に収容されたのに、救急車がなかなか病院へ出発しないことがあるんだけど?

A 救急隊は、傷病者の意識、呼吸、脈拍、血圧などの状態を観察し、適切な処置を行い、 それぞれの状態に応じて対応可能な病院に搬送することを業務としています。

 

救急車内収容後にも、搬送中における傷病者の苦痛軽減を図るため、また、傷病者の変 化にすぐ対応するため、必要な処置を行い心電図等による観察を継続しています。同時に、 対応可能な病院に対し、収容の照会を実施しておりますが、収容先の医療機関が決定しな い場合は、なかなか病院へ向け出発できないことがあります。

 

Q 救急救命士の行える処置は何があるの?

A 救急救命士は、傷病者の観察、処置のほか、医師の具体的な指示のもと、次の救命処置を実施することができます。

 

  1. 呼吸機能又は心臓機能が停止している傷病者へのチューブを使用した気道確保
  2. 呼吸機能又は心臓機能が停止している傷病者への点滴輸液
  3. エピペン所持者で重度ショック状態の傷病者に対するエピペンの使用
  4. 呼吸機能および心臓機能が停止している傷病者への気管挿管による気道確保
  5. 心臓機能が停止した傷病者への点滴輸液からの強心剤の投与
  6. 呼吸機能又は心臓機能停止前のショック状態などの重度傷病者に対する点滴輸液
  7. 呼吸機能又は心臓機能停止前の重度傷病者に対する血糖測定及びブドウ糖溶液の投与 

※4、5、6、7の救命処置については、三重県の認定を受けた教急救命士が実施することができます。

 

 

当消防本部では、1人でも多くの重症傷病者が社会復帰できるよう救急業務の充実を図っています。

引き続き、消防行政にご理解とご協力をお願いします。 

志摩市消防本部